明日から使える韓国語 第916号 (2023/01/20)
「私の言語の限界は…」
昨年末、韓国語の受講生・出身生対象の年末イベントをオンラインで実施しました。ウォームアップのクイズ大会から始まり、映像翻訳講座の先生方の座談会、スピーチ大会、翻訳大会(韓日翻訳部門、映像翻訳部門)と盛りだくさんの内容でした。
韓日翻訳は、今年は韓国の書籍の翻訳にチャレンジしてみてほしく、当校の先生にご尽力いただき、韓国人作家ソ・スラン氏の『마흔에는 재미있게 살아야지』(文章・絵。弘益出版メディアグループ)を韓日翻訳の課題文として設定させていただくことになりました。
審査は、韓日翻訳家として’今をときめく’岡崎暢子氏にお願いすることができました。イベント当日はソ・スランさんもご参加いただき、岡崎暢子さんからは講評のビデオメッセージもいただき、翻訳大会にエントリーされた方々だけでなく、参加者みんながその話に引き込まれる…貴重な体験となりました。
ソ・スランさんが私たちに当日寄せてくれたメッセージの中で印象深かったメッセージは、
나의 언어의 한계는 곧 나의 세상의 한계이다.
(ナエ オノエ ハンゲヌン コッ ナエ セサンエ ハンゲイダ/自身の言語の限界は、すなわち自身の世界の限界である)
です。これは哲学者のウィトゲンシュタインの、「The limits of my language mean the limits of my world.」というメッセージ、とのことでした。
語学を学ぶ私たちを勇気づけてくれるこの言葉。とても感動しました。
言葉を学ぶことは、自身の世界を広げること。これからも外国語の学習を頑張ろう、頑張る人を応援しよう。どんなにAIが発達して翻訳機が性能良くなっても、自身の言語として、世界を広げるために言葉を学び続けたいと思いました。
それでは、また来週お目にかかりましょう。
감사합니다. 안녕히 계십시오.
韓日翻訳は、今年は韓国の書籍の翻訳にチャレンジしてみてほしく、当校の先生にご尽力いただき、韓国人作家ソ・スラン氏の『마흔에는 재미있게 살아야지』(文章・絵。弘益出版メディアグループ)を韓日翻訳の課題文として設定させていただくことになりました。
審査は、韓日翻訳家として’今をときめく’岡崎暢子氏にお願いすることができました。イベント当日はソ・スランさんもご参加いただき、岡崎暢子さんからは講評のビデオメッセージもいただき、翻訳大会にエントリーされた方々だけでなく、参加者みんながその話に引き込まれる…貴重な体験となりました。
ソ・スランさんが私たちに当日寄せてくれたメッセージの中で印象深かったメッセージは、
나의 언어의 한계는 곧 나의 세상의 한계이다.
(ナエ オノエ ハンゲヌン コッ ナエ セサンエ ハンゲイダ/自身の言語の限界は、すなわち自身の世界の限界である)
です。これは哲学者のウィトゲンシュタインの、「The limits of my language mean the limits of my world.」というメッセージ、とのことでした。
語学を学ぶ私たちを勇気づけてくれるこの言葉。とても感動しました。
言葉を学ぶことは、自身の世界を広げること。これからも外国語の学習を頑張ろう、頑張る人を応援しよう。どんなにAIが発達して翻訳機が性能良くなっても、自身の言語として、世界を広げるために言葉を学び続けたいと思いました。
それでは、また来週お目にかかりましょう。
감사합니다. 안녕히 계십시오.
第917号:「世界が広がる 推し活韓国語」!
第916号:「私の言語の限界は…」
第915号:「金額時も銀閣寺も…」
第914号:「清水の舞台から飛び降りる覚悟で…!」
第913号:「紙一重の差」
第912号:「もうひとつは、PK(ピーケー)戦」
第911号:「なんといっても、VAR(ブイエーアール)」
第910号:「銀杏はイーチャオ?」
第909号:「感謝しかないで」?
第908号:「できる気がしない?」
第916号:「私の言語の限界は…」
第915号:「金額時も銀閣寺も…」
第914号:「清水の舞台から飛び降りる覚悟で…!」
第913号:「紙一重の差」
第912号:「もうひとつは、PK(ピーケー)戦」
第911号:「なんといっても、VAR(ブイエーアール)」
第910号:「銀杏はイーチャオ?」
第909号:「感謝しかないで」?
第908号:「できる気がしない?」
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<著者-幡野 泉> -1995年早稲田大学第一文学部卒業 -1998年延世大学校韓国語学堂に入学 -留学中にコリア・ヘラルド新聞社主催の「第33回外国人韓国語雄弁大会」 にて 最優秀賞・文化観光部長官賞を受賞、また延世大学校韓国語学堂の雄弁大会にて第1位 -約1年の留学生活の後、東京にある韓国大手商船会社の日本総代理店に就職 3年半の間、日韓ビジネスの現場に立つ -2002年3月「杉並区ビジネスプランコンテスト」にて優勝 題目は「日韓ビジネス交流の橋渡し」 -2002年8月有限会社アイ・ケー・ブリッジを設立 -2004年4月東京・虎ノ門にて「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開講 -2006年4月より、「All About 韓国語」ガイドを務める -東洋経済日報に「ビジネス韓国語会話」を連載 メールマガジン「明日からすぐ使える!知ってトクするシゴトの韓国語」を発行中 -著書に『すぐに使えるシゴトの韓国語』『レベルアップ シゴトの韓国語』(いずれも三修社刊) 『すぐに使えるシゴトの韓国語』(アルク刊)がある ■ お問合わせはこちらまでお願いします。 ![]() 「アイケーブリッジ外語学院」 https://www.ikbridge.co.jp/ TEL 03-5157-2424 |