明日から使える韓国語 第867号 (2021/12/02)
「悪夢~イロボリダとイジョボリダ」
わりと最近、このコーナーで私がよく見る(悪)夢について書きましたが、
またその悪夢シリーズの一つを見ました。
先日、オーケストラの舞台でラヴェルの「ボレロ」を演奏しました。ラヴェルが
管楽器にいろいろチャレンジングなことを課した曲として有名で、トロンボーンの
ソロがその中でも非常に難しいとされています。よくオーディションに使われるとか、
このミスが原因で首になったとか…逸話はいろいろあります。
その曲の冒頭はフルートのソロから始まりますが、普段高音を担当するフルート
に、再低音を含む低音のメロディを吹かせるのです。で、夢の中の私は舞台裏
でいよいよ本番に挑みます。誰かに何か話しかけられました。その内容は
覚えていないのですが、それに「えっ!」と驚いた私は一旦楽器を離します。
そして持とうと思ったら、楽器がない…。どうしよう、あと少しで出番、大変だ。
そうすると、同じメーカーの楽器を持つ仲間が、これを吹いたらどうか?と。
話すと長くなるのですが、私の使う楽器は古く、ヴィンテージ扱いをされている
もので、一般的に音程が低いものが多い。知り合いの楽器を吹いたところ、
とても低い!あんなにソロの音程が低くならないように頑張って練習したのに、
これじゃあ舞台に立てない。探さなきゃ!と建物を出る、そして、またよく見る
建物の中や外を歩き回る夢に切り替わり……。目を覚ました時、
「ああーー、夢で良かった」。
무대 뒤에서 악기를 잃어버리는 악몽을 꾸었어요.
(ムデ トゥィエソ アッキル イロボリヌン アンモンウr ックオッソヨ
/舞台裏で楽器をなくす悪夢をみました)
失くす、は、韓国語で「잃어버리다(イロボリダ)」ですが、かなり多くの韓国人が
これを「잊어버리다(イジョボリダ)」と言います。「잊어버리다」は、「忘れる、
忘れてしまう」ですね。外国語話者のほうが、むしろ気付きやすい韓国語の
間違いの一つと言えましょう。
さて、悪夢は言ったほうが良いということで、ここに書いたからにはきっと、私の
楽器は今後ますます良い働きをしてくれることでしょう!
またその悪夢シリーズの一つを見ました。
先日、オーケストラの舞台でラヴェルの「ボレロ」を演奏しました。ラヴェルが
管楽器にいろいろチャレンジングなことを課した曲として有名で、トロンボーンの
ソロがその中でも非常に難しいとされています。よくオーディションに使われるとか、
このミスが原因で首になったとか…逸話はいろいろあります。
その曲の冒頭はフルートのソロから始まりますが、普段高音を担当するフルート
に、再低音を含む低音のメロディを吹かせるのです。で、夢の中の私は舞台裏
でいよいよ本番に挑みます。誰かに何か話しかけられました。その内容は
覚えていないのですが、それに「えっ!」と驚いた私は一旦楽器を離します。
そして持とうと思ったら、楽器がない…。どうしよう、あと少しで出番、大変だ。
そうすると、同じメーカーの楽器を持つ仲間が、これを吹いたらどうか?と。
話すと長くなるのですが、私の使う楽器は古く、ヴィンテージ扱いをされている
もので、一般的に音程が低いものが多い。知り合いの楽器を吹いたところ、
とても低い!あんなにソロの音程が低くならないように頑張って練習したのに、
これじゃあ舞台に立てない。探さなきゃ!と建物を出る、そして、またよく見る
建物の中や外を歩き回る夢に切り替わり……。目を覚ました時、
「ああーー、夢で良かった」。
무대 뒤에서 악기를 잃어버리는 악몽을 꾸었어요.
(ムデ トゥィエソ アッキル イロボリヌン アンモンウr ックオッソヨ
/舞台裏で楽器をなくす悪夢をみました)
失くす、は、韓国語で「잃어버리다(イロボリダ)」ですが、かなり多くの韓国人が
これを「잊어버리다(イジョボリダ)」と言います。「잊어버리다」は、「忘れる、
忘れてしまう」ですね。外国語話者のほうが、むしろ気付きやすい韓国語の
間違いの一つと言えましょう。
さて、悪夢は言ったほうが良いということで、ここに書いたからにはきっと、私の
楽器は今後ますます良い働きをしてくれることでしょう!
第896号:「海を渡ったランドセル」
第895号:「朝型?夜型?」
第894号:「体に良いもの、美味しいもの」
第893号:「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
第892号:「最も近い隣国」
第891号:「デートアプリ」
第890号:「オールファン」
第889号:「イイ感じになる」
第888号:「万感の思い」
第887号:「SDGs」
第895号:「朝型?夜型?」
第894号:「体に良いもの、美味しいもの」
第893号:「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」
第892号:「最も近い隣国」
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第890号:「オールファン」
第889号:「イイ感じになる」
第888号:「万感の思い」
第887号:「SDGs」
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<著者-幡野 泉> -1995年早稲田大学第一文学部卒業 -1998年延世大学校韓国語学堂に入学 -留学中にコリア・ヘラルド新聞社主催の「第33回外国人韓国語雄弁大会」 にて 最優秀賞・文化観光部長官賞を受賞、また延世大学校韓国語学堂の雄弁大会にて第1位 -約1年の留学生活の後、東京にある韓国大手商船会社の日本総代理店に就職 3年半の間、日韓ビジネスの現場に立つ -2002年3月「杉並区ビジネスプランコンテスト」にて優勝 題目は「日韓ビジネス交流の橋渡し」 -2002年8月有限会社アイ・ケー・ブリッジを設立 -2004年4月東京・虎ノ門にて「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開講 -2006年4月より、「All About 韓国語」ガイドを務める -東洋経済日報に「ビジネス韓国語会話」を連載 メールマガジン「明日からすぐ使える!知ってトクするシゴトの韓国語」を発行中 -著書に『すぐに使えるシゴトの韓国語』『レベルアップ シゴトの韓国語』(いずれも三修社刊) 『すぐに使えるシゴトの韓国語』(アルク刊)がある ■ お問合わせはこちらまでお願いします。 ![]() 「アイケーブリッジ外語学院」 https://www.ikbridge.co.jp/ TEL 03-5157-2424 |