わたしの恨(ハン)とロシア語(その1) ログイン会員登録

明日から使える韓国語 第693号 (2018/04/19)

「わたしの恨(ハン)とロシア語(その1)」

       

先週末、当校初のロシア語関連の講座を開講しました。

なぜロシア語を?と思いますよね。ロシア語は、私の「(ハン/恨)」なのです。



果敢にも本日は韓国、韓国語の「恨」を取り上げますが、

小学館の朝鮮語辞典を引くと意味は「恨み」となっており、例文は、

그에게 품었던 한을 풀었나?

(クエゲ プモットン ハヌr プロンナ?/彼に抱いていた恨みをはらしたか)


이제 겨우
마련의 한을 풀었다
.

(イジェ キョウ ネジマリョネ ハヌr プロッタ/(心に抱き続けてきた)望みを果たす)


などが出てきます。



これだけ見ると、「恨み?」、「望み?」と混乱しますね。



この言葉に最初に出会ったのは、1990年代に映画『서편제(ソピョンジェ/西便制)』

(邦題:風の丘を越えて)を観たときです。

パンソリの名手である父親と娘の物語。父親が、娘には「恨」が足りないと、

ある衝撃的な行動を取ります。

確か映画ではそのまま「恨(ハン)」と日本語に置き換えていたと思いますが、

このとき私は「恨」を充分理解することはできませんでした。



韓国に留学した際、友人との会話や授業でもよく登場していましたが、私が、

「ああ、そういうことか」と思ったのは、ある友人の話でした。



その友人はとても食のこだわりが強い美食家だったのですが、そうなった理由として、

「母親が料理が苦手で、それがとなってしまったんだ」と話していたのです。

なるほど、と。この場合、「恨み」とも「望み」とも取れますね。



もう一つ。私が韓国語の「恨」について、誰かに解説していたとき、

同席していた日本語が分かる韓国人がやや恍惚(こうこつ)の表情を

浮かべながら「憧れ、ですね」、と言いました。



「恨」の訳が「憧れ」になるとは意外でしたが、そう考えると、

また分かり易くなりました。しかし、ただの憧れや望みではなくて、

欲しくても得ることのできなかった、というドロドロ感情が根底にあるのが

「恨」だと解釈しています。



皆さんには、「ああ、自分にとってのはこれかな?」というものはありますか?

冒頭に戻りますが、私にとっては、ロシア語が「恨」なのです。

なぜなのか、次週(恨~その2)に続きます!



<著者-幡野 泉>
-1995年早稲田大学第一文学部卒業
-1998年延世大学校韓国語学堂に入学
-留学中にコリア・ヘラルド新聞社主催の「第33回外国人韓国語雄弁大会」 にて
  最優秀賞・文化観光部長官賞を受賞、また延世大学校韓国語学堂の雄弁大会にて第1位
-約1年の留学生活の後、東京にある韓国大手商船会社の日本総代理店に就職
  3年半の間、日韓ビジネスの現場に立つ
-2002年3月「杉並区ビジネスプランコンテスト」にて優勝
  題目は「日韓ビジネス交流の橋渡し」
-2002年8月有限会社アイ・ケー・ブリッジを設立
-2004年4月東京・虎ノ門にて「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開講
-2006年4月より、「All About 韓国語」ガイドを務める
-東洋経済日報に「ビジネス韓国語会話」を連載
  メールマガジン「明日からすぐ使える!知ってトクするシゴトの韓国語」を発行中
-著書に『すぐに使えるシゴトの韓国語』『レベルアップ シゴトの韓国語』(いずれも三修社刊)
  『すぐに使えるシゴトの韓国語』(アルク刊)がある

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