アラソの日本語訳 ログイン会員登録

明日から使える韓国語 第676号 (2017/12/07)

「アラソの日本語訳」

       

最近、当校スタッフがメールに書いた日本語に「おお、これだ」と思えたものが

あったのでご紹介します。



拙著『今日から使えるシゴトの韓国語』の中で、「これであなたも韓国人」として、

3
つのフレーズを紹介しています。



정신이
없어요.(チョンシニ オプソヨ/余裕がありません)

알아서
하세요.(アラソ ハセヨ/お任せします。好きにされてください)

상관없어요.(サングァノプソヨ/構いません。関係ありません)



うーん、なんとも日本語にしにくいフレーズ群!(笑)



しかし、つい最近、この2番目のフレーズの「알아서」に相応する良い日本語が

あることに気づきました。当校スタッフのメールにこう書いてあったのです。



「そのような状況になりましたら、適宜ご対応ください」



あ、この「適宜(てきぎ)」は、まさに韓国語の「알아서(アラソ)」だな、と思ったのです。

「適宜」で辞書を引くと、



1.その時その場にぐあいよく適するように行うさま。適当。

2.各自がよいと思うようにすること。随意。



とありますね。これぞまさしく、「アラソ」です。



알아서(アラソ)の動詞の原型は、알다(アルダ/知る、わかる)。

알아서になると、「(あなたが)承知の上で」というような意味になりますが

先に紹介した『今日から使えるシゴトの韓国語』の中でも触れているように、

알아서は、場合によっては投げやりの……とまでいきませんが、なんといいますか、

面倒くさくて「いいから、任せる!」というようなときに使われたりもします。



しかし! どうですか?「適宜(てきぎ)」……。「ちゃんとしている感」が出ますよね(笑)。



スタッフの日本語を、アラソを使って韓国語にしてみると……



그런 상황이
되면
알아서

주세요.



(クロン サンファンイ テミョン アラソ ヘ ジュセヨ

/そのような状況になったら適宜対応してください)



ううむ、アラソだと、「適宜」が「適当」の意味になって聞こえてくるのは、私だけでしょうか。



今日は知ってトクする「日本語」のコーナーになりました。

「適宜」、大いに使えますね!



<著者-幡野 泉>
-1995年早稲田大学第一文学部卒業
-1998年延世大学校韓国語学堂に入学
-留学中にコリア・ヘラルド新聞社主催の「第33回外国人韓国語雄弁大会」 にて
  最優秀賞・文化観光部長官賞を受賞、また延世大学校韓国語学堂の雄弁大会にて第1位
-約1年の留学生活の後、東京にある韓国大手商船会社の日本総代理店に就職
  3年半の間、日韓ビジネスの現場に立つ
-2002年3月「杉並区ビジネスプランコンテスト」にて優勝
  題目は「日韓ビジネス交流の橋渡し」
-2002年8月有限会社アイ・ケー・ブリッジを設立
-2004年4月東京・虎ノ門にて「シゴトの韓国語講座(現・アイケーブリッジ外語学院)」を開講
-2006年4月より、「All About 韓国語」ガイドを務める
-東洋経済日報に「ビジネス韓国語会話」を連載
  メールマガジン「明日からすぐ使える!知ってトクするシゴトの韓国語」を発行中
-著書に『すぐに使えるシゴトの韓国語』『レベルアップ シゴトの韓国語』(いずれも三修社刊)
  『すぐに使えるシゴトの韓国語』(アルク刊)がある

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